不動貯金銀行の店舗について

◆不動貯金銀行の店舗について

　・・・・・大正から昭和初期に建てられたモダンな銀行店舗の数々

　長年、毎週土曜日に更新をおこなっている当ブログですが、本日は予定を変更して、その1日前の金曜日の晩に記事を発表させていただきます。実は今晩NHK総合テレビ放送の〔チコちゃんに叱られる〕に、私が所有する絵葉書が資料画像として登場とするとの事で、本日はこのような記事を作成してみました。

　その画像が登場するのが〔日本人はなぜ写真を撮る時に笑顔になるの〕というコーナーだそうで、戦前に不動貯金銀行という会社がPR誌〔ニコニコ〕の中でそれを提唱し、全国民に広がったというものです。

　その資料画像として上の絵葉書ともう1点が使われるとの事です。ちなみ絵葉書に写るこの建物は、不動貯金銀行姫路支店で昭和9(1934)年の竣工。姫路市駅前町の〔みゆき通り〕にファザードは大幅に変更されていますが、今も現存しています。近年は眼鏡店として使われていましたが、今年春に店舗が閉店し現在は空き家になっているようです。

　番組内で紹介される不動貯金銀行は千葉県久留里出身の実業家・牧野元次郎(1875～1943)が、明治33(1900)年に東京で創業した庶民向けの貯蓄銀行で、戦後の協和銀行(現在のりそな銀行)の母体になった会社でもあります。番組にあったように牧野がニコニコ主義を提唱したとの事です。

　特に大正中期からは積極的に支店・代理店を開業させ、北は北海道の小樽市から南は九州の鹿児島市まで全国34道府県に店舗を開業させました。その店舗数は全盛期で約110を超え、昭和10年代には当時五大銀行と呼ばれていた、第一・三井・住友・三菱・安田の各銀行に匹敵する預金額を誇っていました。

　そして不動貯金銀行は、大黒様をメインキャラクターに置き、大衆受けする積極的なキャンペーン運動を展開。更に庶民でも預けやすい、月掛式で3年満期の〔三年貯金〕などを設定。会社は外務員を多く採用し顧客のもとに集金をおこなうと共に、中小の商工業者には親身な融資をおこなうなど、会社の規模を徐々に広げています。また震災、大火、洪水など大規模な自然災害が発生した後は、〔家は焼けても貯金は焼けぬ〕、〔蔵は焼けても貯金は焼けぬ〕などのキャッチコピーの広告を新聞に掲載し、貯金の重要性を説いていきます。

　この他に不動貯金銀行は、大正初めに〔日本建築株式会社〕という自前の店舗営繕組織を設立。当時は西欧の古典主義の建築をモチーフとした、石造り風の重厚な銀行店舗が好まれるなか、モダンで親しみやすい銀行店舗を次々と開店させていきます。

　その中でも大正3(1914)年に同社に入社した、埼玉県秩父市出身の建築家・関根要太郎(1889～1959)が設計を手掛けた店舗は、ドイツやオーストリアなどで流行していた、〔ユーゲントシュティール〕や〔セセッション〕を取り入れたとてもモダンなもので、当時の建築雑誌のグラビアページでたびたび紹介されることになります。

　また不動銀行の営繕組織〔日本建築株式会社〕は、大正6(1917)年に会社組織改編に伴い〔日本勧業株式会社建築部〕と改称。更に大正9(1920)年春には建築部は解散しますが、その後は関根要太郎率いる〔関根建築事務所〕が、ほぼ専属契約の状態で店舗の設計を手掛けることになりました。更に昭和6(1931)年には関根は自身の建築事務所を閉鎖し、不動貯金銀行の営繕課長に就任し、引き続き同社の店舗設計を手掛けていきます。冒頭にご覧いただいた姫路支店も、その頃に建てられた作品です。

　

　先にも紹介したように不動貯金銀行は、全国に約110の店舗を出店させています。建物の規模は比較的小さいものが多いですが、とても親しみのあるデザインのものが多く、不動貯金銀行躍進のPR材料になったと想像されます。特に大正末から昭和初期に建てられた店舗は、現代でも通用する洗練されたものて、当時の人たちには大きなインパクトを与えたと想像されます。

　それだけの店舗を出店させた不動貯金銀行ですが、時代の変遷と共にその殆どは解体され、現存するものは京都市に2棟、兵庫県の姫路市に1棟、山口県の下関市に1棟と計4棟となっています。

　また本日は私が撮影した写真のほか、私の絵葉書コレクション、当時の建築雑誌や書籍からのコピーで主な不動貯金銀行の店舗の写真の幾つかを纏めてみました。どれもがモダンで素敵な銀行店舗です。ここからは不動貯金銀行の店舗の数々をお楽しみください。

◆ブログ製作者より

※なお令和3(2021)年12月30日、朝7時よりNHK総合テレビにて、この番組が再放送されるとの事です。

◆不動貯金銀行京都支店

　◎設計：日本建築株式会社

　◎施工：不詳

　◎竣工：大正4(1915)年12月

　◎構造：木骨煉瓦造3階建て

　◎所在地：京都市中京区三条通冨小路西入ル仲之町20

　　❖国登録有形文化財

◆不動貯金銀行横浜支店・・・・現存せず

　◎設計：日本建築株式会社(主任：鈴木憲太郎)

　◎施工：不詳

　◎竣工：大正5(1916)年ころ

　◎構造：木骨煉瓦造3階建て(推測)

　◎旧所在地：横浜市中区常磐町4-54

❖図版・・・・「建築写真類聚　銀行会社編」

◆不動貯金銀行神戸支店・・・・現存せず

　◎設計：日本建築株式会社

　◎施工：不詳

　◎竣工：大正5(1916)年ころ

　◎構造：木造外壁モルタル塗り2階建て(推測)

　◎旧所在地：神戸市中央区元町通6(相生橋東詰)

❖図版・・・・「不動貯金銀行創立四十周年記念帖」

◆不動貯金銀行静岡支店・・・・現存せず

　◎設計：日本建築株式会社(主任・関根要太郎)

　◎施工：不詳

　◎竣工：大正5(1916)年ころ

　◎構造：木造外壁化粧タイル貼り2階建て(推測)

　◎旧所在地：静岡市葵区呉服町

◆図版・・・・・「不動貯金銀行創立四十周年記念写真帖」

◆不動貯金銀行鹿児島支店・・・・現存せず

　◎設計：日本勧業株式会社建築部(主任・関根要太郎)

　◎施工：不詳

　◎竣工：大正6(1917)年ころ

　◎構造：木造外壁化粧タイル貼り2階建て(推測)

　◎旧所在地：鹿児島県鹿児島市山之口町

❖図版・・・・「不動貯金銀行創立四十周年記念帖」

❖図版・・・・「建築世界」大正6年6月号◆不動貯金銀行前橋支店・・・・現存せず

　◎設計：日本勧業株式会社建築部(主任・鈴木憲太郎)

　◎施工：不詳

　◎竣工：大正6(1917)年ころ

　◎構造：木造外壁タイル貼り2階建て(推測)

　◎旧所在地：群馬県前橋市竪町

❖図版・・・・「不動貯金銀行創立四十周年記念写真帖」

◆不動貯金銀行和歌山支店・・・・現存せず

　◎設計：日本勧業株式会社建築部(主任：鈴木憲太郎)

　◎施工：不詳

　◎竣工：大正6(1917)年ころ

　◎構造：木造モルタル塗り2階建て(推測)

　◎旧所在地：和歌山市十三番町角

❖図版・・・・「不動貯金銀行創立四十周年記念写真帖」

◆不動貯金銀行小倉支店・・・・現存せず

　◎設計：日本勧業株式会社建築部(主任・鈴木憲太郎)

　◎施工：不詳

　◎竣工：大正6(1917)年ころ

　◎構造：木造モルタル塗り2階建て(推測)

　◎旧所在地：福岡県北九州市小倉南区室町3

　
❖図版・・・・「不動貯金銀行創立四十周年記念写真帖」

◆不動貯金銀行岡山支店・・・・現存せず

　◎設計：日本勧業株式会社建築部(主任・関根要太郎)

　◎施工：不詳

　◎竣工：大正6(1917)年ころ

　◎構造：木造外壁タイル貼り2階建て(推測)

　◎旧所在地：岡山市北区天神町10

❖図版・・・・「不動貯金銀行創立四十周年記念写真帖」

◆不動貯金銀行長崎支店・・・・現存せず

　◎設計：日本勧業株式会社建築部(主任・関根要太郎+山中節治)

　◎施工：不詳

　◎竣工：大正8(1919)年

　◎構造：木造モルタル塗り2階建て(推測)

　◎旧所在地：長崎市銅座町4-1

❖図版・・・・「不動貯金銀行創立四十周年記念写真帖」
❖図版・・・・「建築画報」大正7年9月号
◆不動貯金銀行函館支店・・・・現存せず

　◎設計：日本勧業会社建築部(主任・関根要太郎+山中節治)

　◎施工：木田保造

　◎竣工：大正7(1918)年11月11日

　◎構造：鉄筋コンクリート造2階建て

　◎旧所在地：北海道函館市大手町13-9

❖図版・・・・函館市立中央図書館所蔵絵葉書

❖図版・・・・筆者所蔵絵葉書

◆不動貯金銀行金沢支店・・・・現存せず　◎設計：日本勧業株式会社建築部(主任・関根要太郎+山中節治)　◎施工：丸山喜七郎　◎竣工：大正8(1919)年ころ　◎構造：木造外壁タイル貼り2階建て(推測)　◎旧所在地：石川県金沢市南町5-3
❖図版・・・・筆者所蔵絵葉書(2点とも)

◆不動貯金銀行福岡支店・・・・現存せず

　◎設計：日本勧業株式会社建築部(主任・関根要太郎+山中節治)

　◎施工：不詳

　◎竣工：大正8(1919)年

　◎構造：木造モルタル塗り3階建て(推定)

　◎旧所在地：福岡市中央区天神1-16

❖図版・・・・「不動貯金銀行創立四十周年記念写真帖」

❖図版・・・・「建築画報」大正10年7月号
❖図版・・・・筆者所蔵絵葉書
◆不動貯金銀行奈良支店・・・・現存せず

　◎設計：関根要太郎+山中節治(関根建築事務所)

　◎施工：不詳

　◎竣工：大正9(1920)年

　◎構造：木造外壁モルタル塗り2階建て

　◎所在地：奈良市上三条町22

❖図版・・・・筆者所蔵絵葉書

◆不動貯金銀行名古屋支店・・・・現存せず

　◎設計：関根要太郎+山中節治(関根建築事務所)

　◎施工：不詳

　◎竣工：大正9(1920)年ころ

　◎構造：鉄筋コンクリート造3階建て

　◎旧所在地：名古屋市中区広小路通

❖図版・・・・「不動貯金銀行創立四十周年記念帖」
◆不動貯金銀行札幌支店・・・・現存せず

　◎設計：関根要太郎+山中節治(関根建築事務所)

　◎施工：不詳

　◎竣工：大正9(1920)年ころ築

　◎構造：木造外壁モルタル塗り2階建て

　◎旧所在地：札幌市中央区南一条西五丁目

❖図版・・・・「不動貯金銀行創立四十周年記念帖」

◆不動貯金銀行丸亀支店・・・・現存せず

　◎設計：関根要太郎+山中節治(関根建築事務所)

　◎施工：不詳

　◎竣工：大正10(1921)年ころ

　◎構造：鉄筋コンクリート造2階建て(推測)

　◎旧所在地：香川県丸亀市通町角

❖図版・・・・「不動貯金銀行創立四十周年記念帖」

◆不動貯金銀行徳島支店・・・・現存せず

　◎設計：関根要太郎+山中節治(関根建築事務所)

　◎施工：不詳

　◎竣工：大正13(1924)年ころ

　◎構造：鉄筋コンクリート造2階建て

　◎旧所在地：徳島市西新町

❖図版・・・・筆者所蔵絵葉書

◆不動貯金銀行大阪西支店・・・・現存せず

　◎設計：関根要太郎+蔵田周忠(関根建築事務所)

　◎施工：藤木工務店

　◎竣工：大正15(1926)年11月

　◎構造：鉄筋コンクリート造3階建て、地下1階

　◎旧所在地：大阪市西区京町堀1-6-4

❖図版・・・・筆者所蔵絵葉書

◆不動貯金銀行直方支店・・・・現存せず

　◎設計：関根要太郎+蔵田周忠(関根建築事務所)

　◎施工：藤木工務店

　◎竣工：昭和2(1927)年ころ

　◎構造：鉄筋コンクリート造2階建て

　◎旧所在地：福岡県直方市古町

❖図版・・・・「不動貯金銀行創立四十周年記念帖」

◆不動貯金銀行横浜支店・・・・現存せず

　◎設計：関根要太郎+蔵田周忠(関根建築事務所)

　◎施工：不詳

　◎竣工：昭和2(1927)年ころ

　◎構造：鉄筋コンクリート造3階建て

　◎所在地：横浜市中区常磐町4-54

先代の店舗が関東大震災で倒壊したため、関根要太郎の設計により再建されたもの。

❖図版・・・・筆者所蔵絵葉書

◆不動貯金銀行白山支店・・・・現存せず

　◎設計：関根要太郎+蔵田周忠(関根建築事務所)

　◎施工：白井甚次郎(白井工務店)

　◎竣工：昭和2(1927)年12月

　◎構造：鉄筋コンクリート造2階建て

　◎旧所在地：東京都文京区本駒込1-3-2

❖図版・・・・筆者所蔵絵葉書

❖図版・・・・「建築写真類聚　銀行会社篇」

◆不動貯金銀行九段支店・・・・現存せず

　◎設計：関根要太郎+蔵田周忠(関根建築事務所)

　◎施工：不詳

　◎竣工：昭和3(1928)年12月

　◎構造：鉄筋コンクリート造2階建て

　◎旧所在地：東京都千代田区九段南1-5-6

❖図版・・・・筆者所蔵絵葉書

❖図版・・・・「建築写真類聚　銀行会社篇」

◆不動貯金銀行上野支店・・・・現存せず

　◎設計：関根要太郎+蔵田周忠(関根建築事務所)

　◎施工：不詳

　◎竣工：昭和4(1929)年

　◎構造：鉄筋コンクリート造3階建て

　◎旧所在地：東京都台東区上野4-9

❖図版・・・・筆者所蔵絵葉書

◆不動貯金銀行七条支店

　◎設計：関根要太郎(関根建築事務所)

　◎施工：藤木工務店大阪本店

　◎竣工：昭和5(1930)年2月11日

　◎構造：鉄筋コンクリート造2階建て

　◎所在地：京都市下京区烏丸七条西入ル中居町113

❖図版・・・・筆者所蔵絵葉書◆不動貯金銀行本店・・・・現存せず　◎設計：佐藤功一　◎施工：白井工務店　◎竣工：昭和5(1930)年3月17日　◎構造：鉄骨鉄筋コンクリート造4階建て　◎旧所在地：東京都港区芝大門1-13-9
本店の設計は長年同銀行の店舗営繕に携わってきた関根要太郎ではなく、早稲田大学大隈講堂(昭和2年築)や東京日比谷の東京市政会館・日比谷公会堂(昭和4年築)の設計で知られる、建築家・佐藤功一(1878～1941)が担当した。
❖図版・・・・「不動貯金銀行創立四十周年記念帖」

◆不動貯金銀行大阪北支店・・・・現存せず　◎設計：関根要太郎(関根建築事務所)　◎施工：藤木工務店大阪本店　◎竣工：昭和6(1931)年10月12日　◎構造：鉄筋コンクリート造3階建て　◎旧所在地：大阪市北区天神橋筋6丁目
❖図版・・・・「不動貯金銀行創立四十周年記念帖」◆不動貯金銀行日本橋支店・・・・現存せず
　◎設計：関根要太郎(関根建築事務所)　◎施工：酒井祐之助(酒井コンクリート店)　◎竣工：昭和6(1931)年2月11日　◎構造：鉄骨鉄筋コンクリート造5階建て、地下1階　◎旧所在地：東京都中央区日本橋室町3-2-10
❖図版・・・・「不動貯金銀行創立四十周年記念帖」
◆不動貯金銀行岐阜支店・・・・現存せず　◎設計：関根要太郎(不動貯金銀行営繕課)　◎施工：酒井祐之助(酒井コンクリート店)　◎竣工：昭和7(1932)年12月18日　◎構造：鉄筋コンクリート造3階建て、一部地下　◎所在地：岐阜市神田町5-10

❖図版・・・・筆者所蔵絵葉書◆不動貯金銀行仙台支店・・・・現存せず　◎設計：関根要太郎(不動貯金銀行営繕課)　◎施工：白井甚次郎(白井工務店)　◎竣工：昭和8(1933)年2月19日　◎構造：鉄筋コンクリート造3階建て、地下1階　◎旧所在地：宮城県仙台市青葉区本町2

❖図版・・・・「日本建築士」昭和11年5月号
◆不動貯金銀行姫路支店　◎基本設計：関根要太郎(不動貯金銀行営繕課)　◎免震構造設計：岡隆一、小幡慶次　◎施工：井上繁太郎　◎竣工：昭和9(1934)年9月3日　◎構造：鉄筋コンクリート造3階建て、地下1階　◎所在地：兵庫県姫路市駅前町328番
❖図版・・・・「不動貯金銀行創立四十周年記念帖」

後年は不動貯金銀行の後身である、協和銀行・あさひ銀行の店舗として使用。その頃に大規模改修がおこなわれ、外観は当時の面影を縮めない。但し建物側面や階段室などに竣工当時の面影が残る。

◆不動貯金銀行下関支店

　◎基本設計：関根要太郎(不動貯金銀行営繕課)

　◎免震構造設計：岡隆一、小幡慶次

　◎施工：籠寅組

　◎竣工：昭和9(1934)年9月24日

　◎構造：鉄筋コンクリート造2階建て

　◎所在地：山口県下関市南部町21-23

　　❖文化庁認定日本遺産　構成文化財

◆不動貯金銀行高岡支店・・・・現存せず

　◎設計：関根要太郎(不動貯金銀行営繕課)

　◎施工：不詳

　◎竣工：昭和9(1934)年ころ

　◎構造：鉄筋コンクリート造2階建て

　◎所在地：富山県高岡市木舟町8-8

❖図版・・・・筆者所蔵絵葉書

◆不動貯金銀行新宿支店・・・・現存せず

　◎設計：関根要太郎(不動貯金銀行営繕課)

　◎施工：白井甚次郎(白井工務店)

　◎竣工：昭和11(1936)年12月6日

　◎構造：鉄筋コンクリート造3階建て、地下1階

　◎旧所在地：東京都新宿区新宿1-1

❖図版・・・・筆者所蔵絵葉書

◆不動貯金銀行函館支店・・・・現存せず

　◎設計：関根要太郎(不動貯金銀行営繕課)

　◎施工：木田保造(木田組函館支店)

　◎竣工：昭和11(1936)年12月27日

　◎構造：鉄筋コンクリート造3階建て、一部地下

　◎旧所在地：函館市大手町13-9

大正7(1918)年竣工の初代店舗が昭和9(1934)年発生の函館大火で被災したのに伴い、関根要太郎の設計により再び建てられたもの。

❖図版・・・・「日本建築士」昭和12年4月号

◆不動貯金銀行熊本支店・・・・現存せず

　◎設計：関根要太郎(不動貯金銀行営繕課)

　◎施工：不詳

　◎竣工：昭和12(1927)年10月18日

　◎構造：鉄筋コンクリート造2階建て

　◎旧所在地：熊本市中央区花畑町4-1

❖図版・・・・筆者所蔵絵葉書

◆不動貯金銀行浅草支店・・・・現存せず

　◎設計：関根要太郎(不動貯金銀行営繕課)

　◎施工：白井甚次郎(白井工務店)

　◎竣工：昭和13(1938)年9月

　◎構造：鉄筋コンクリート造2階建て

　◎旧所在地：東京都台東区駒形1

❖図版・・・・・「不動貯金銀行創立四十周年記念写真帖」

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★撮影・・・・2015年4月、2017年4月、2018年4月