by ヨウタロウ研究員
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◆このブログの写真は当サイト製作者の撮影によるものですが、それだけでは全てを紹介しきれないため、大正から昭和初期に発行された当時の書籍・建築関連の雑誌・新聞等の記事・図版を一部転載しております。またそれらの出典元になる書籍と発行日時、一部のものは所蔵元を明記させていただきました。著作権をお持ちの方には、個人的な学術研究・非営利な発表ということで、ご理解いただければ幸いと存じております。 なお、一部イラスト・写真等は、製作者・遺族の方より承諾を得て、紹介させて頂いております。 ◆当ブログ製作者は、建築業や建築学に携わっていない、素人研究家です。建築用語や構造説明に誤りがある可能性もございます。そのつど御指摘していただければ幸いです。 ◆本ブログ掲載の写真および図版、記事内容の無断転用はご遠慮ください。但し私が撮影した写真に関しては、建築保存活動や学術発表など非営利目的での使用でしたら転載は構いません(大した写真では御座いませんが・・・・)。もし使用したい写真がございましたら、その記事のコメント欄に、目的・公開先等などをご一報ください。なおその際は、当ブログの出展である事を明記お願いいたします。 ◆また本ブログの記事内容と関連のないコメント、トラックバックは削除させていただく場合もございますので、予めご了承ください。 **************** ★excite以外のリンク --------------------- ❖分離派建築博物館 ❖収蔵庫・壱號館 ❖新・我愛西安、観光と生活情報 ❖建築ノスタルジア ❖トロンボーン吹きてっちゃんの独り言 ~函館応援プログ~ ❖虚数の森 Forest of im aginary number ❖MEGU 「めぐ」を究めよう ❖建築日誌 ❖中央区立明石小学校の保存活動 タグ
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・・・・この先も会いたい函館の名建築 私事だが、先日久しぶりに函館を旅してきた。 今回は三日という短い滞在だったが、今回最大の目的の一つが、昭和13(1938)年に建てられた弥生小学校を見ることだったことは言うまでもない。 私が函館に訪れる前々日の3月14日、北海道新聞の一面で弥生小の解体が正式に報じられたこともあり、今回の函館訪問時には弥生小の校舎を撮影している人の姿を何度か見かけた。但し、このニュースが報じられたのが道内のみであったせいか、この校舎を写真におさめている人は地元在住と思われる方々が殆どだった。 北海道新聞による弥生小の記事は、この小学校を保存することに価値があると思っていた私たちにとっては、かなり遅い時期の報道ではあったが、やっと世間にこの問題を問う機会になった訳である。また、現校舎の解体問題を世間に知られないよう、躍起になっていた函館市教育委員会にとっては、まさに寝耳に水の事件だったと聞く。 また3月の学期終了後に弥生小学校は、この近隣の函館市立西小学校と統合。この統合後の小学校は弥生小の名を引き継ぎ、新学期から西小学校の校舎にいったん移転。またその期間を使って、現校舎を解体をし新校舎を建設すると函館市はスケジュールをたてているという。 この新校舎は現在の校舎をイメージしたものを新築すると函館市は公言しているようだが、現在練られているプランは現校舎からは大きくかけ離れているものとも人づてに聞いた(追記:6月にはそのプランが公になっている)。 以前より歴史的観光都市という看板を前面に掲げている函館市。しかし函館市は弥生小校舎の価値を、いまだに気付いていないのが残念でならない。 この校舎をはじめ、歴史的建造物を大切に使い続け後世にそのバトンを渡すことで、函館の輝きは保ち続けられるのではないかと思う。まだこの問題は終わった訳ではない。今からではまだ間に合う筈だ・・・・・。 -------------------------------------------------------------------------- ★追記 この記事は2009年3月に投稿したものですが、この歴史ある校舎を多くの方に知っていただきたく、最新のページに置かせていただきました。 なお現在、「弥生小学校を考える会」では写真でご覧いただいている旧校舎保存に関する署名を募っております。連絡先はyayoi@ing-lab.netになっております。函館内外を問わず、この街を愛する皆さんの声をお待ちしております。なお署名の書式はこちらをご参照ください。 ❖2009年7月追記 ◎設計:小南武一(函館市建築課) ◎施工:森川組 ◎竣工:昭和13(1938)年12月 ◎構造:鉄筋コンクリート造り4階~2階建て ◎所在地:函館市弥生町4-16 ❖函館市景観形成指定建造物 元町の某ギャラリーにて撮影。 ★撮影・・・・・2009年3月16日・17日
by sy-f_ha-ys
| 2009-06-22 00:11
| ☆函館の建物案内
|
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Comments(20)
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gy1117 at 2009-03-21 21:09
sy-f_ha-ysさま、お帰りなさい(^-^)
工事の予定が近づいて来たこの時期に やっと周辺の動きが出て来たようですね。 でも、何故こんなに遅くって思いますが。。。 これにも理由があるのでしょうか。 せめて この道新の記事を読まれた方々の惜しむ声が大きくなって 今からでも解体工事を拒むことが出来たらいいのですけれども…
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sy-f_ha-ys at 2009-03-22 06:41
gy1117さま、羽田に着いた途端、花粉症が再発した私であります(^-^)
花粉症の話はこの辺で終わりにして、新聞の効果があったようで、私の知り合いの方以外にも弥生小の話をちょくちょく聞きました。 遅いというか、この件について世間に知られないように圧力がかかっていたように思います。 私の本音を言うと、もっと早くメディアに取り上げて貰えれば、また別の展開にもなったかも知れません。 私たちのような函館フアンクラブも然りですが、多くの地元の人たちにも声をあげて欲しいものです。
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yoshi
at 2009-03-22 11:56
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お疲れ様でした。いろいろ有意義なことが多かった
旅でしたね。
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sy-f_ha-ys at 2009-03-22 20:12
yoshiさま、今回は目的がたくさんあり、見落とし(撮影し忘れ)が幾つかありましたが、函館をウロチョロ歩いて参りました。
yoshiさまに負けず私も今回の旅で七百枚ほど写真を撮ってきましたよ(^-^) そういえば先月、函館駅で写真展?をやっていたという方と知り合いまして、弥生小のお別れ会の日に札幌からこの会に参加するために来たという人と話したと伺いました。もしかしたらyoshiさまの事じゃないかなと思ったのですが・・・・・?。
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yoshi
at 2009-03-23 08:31
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sy-f_ha-ys at 2009-03-23 20:43
ハコダテ150で弥生小の内部を拝見しました。
いたるところに円や曲線が使われていて、とても柔らかい印象です。卒業生でもある、遺愛幼稚園のまり園長先生がご自身のブログで「建物が子どもを育てる、と言っても過言ではないと思っています。」と書かれていましたが、本当にその通りだなぁと感じました。 地元の方の声をもう少し聞いてみたい気がします。 いろいろ探してみてるのですが、なかなか聞こえてこないのがちょっと残念な気がします。
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sy-f_ha-ys at 2009-03-24 06:45
てっちゃん様、ハコダテ150の写真わたしも拝見しました。
昨年の夏、わたしも校舎内を見学しましたが、「そうそう、この雰囲気」と思わせてくれる素敵な写真だと思います。 遺愛幼稚園の園長先生のお言葉も、あの歴史的建造物を学び家として使い続けている人だからこその重みがあります。本文でも書きましたが、市の新築プランは現校舎の継承の形すらないものという情報も流れています。今の校舎を改修して使ってくれるのが一番ベターなのですが。 あとプログを見る限り、地元の方はこの件について黙して語らずみたいな雰囲気がありますね。少し残念ですが、そういう事を言いづらい環境に置かれている街ではないかと、最近つくづく思います。
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yoshi
at 2009-03-30 21:19
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sy-f_ha-ys at 2009-03-30 21:37
yoshiさま、そうですか。
では後ほど拝見させていただきます<m(__)m>。
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gipsypapa at 2009-07-04 23:12
先ほどビデオに録画していた番組で弥生小学校を見ました。
実はいよいよ秋に一度函館に行ってみようと思っていたところです。 行くときのお目当ての一つがここだったので、興味深く見たわけです。 秋に工事が始まるようなので、もうこの姿は見れないかもしれないと危惧しています。 テレビで見てもこのブログを読んでも、まだ使えるように思ってしまいます。 9月末の連休を考えているのですが、もう遅いかも知れません。(泣)
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sy-f_ha-ys at 2009-07-04 23:32
gipsypapaさま、弥生小学校の番組をご覧になりましたか?。
実は本日(土曜日)弥生小解体を考え直す会がおこなわれ、風向きが少しづつながら変わっているようです。もし宜しければ、ほんの少しで構いませんので函館で頑張っている皆さんのお力添えになってくれたら幸いです。
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でんか
at 2009-07-05 04:39
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横レスすみません。
>風向きが少しづつながら変わっているようです。 私見ですが、今年度の解体工事が決定しているので、これを覆すのはほとんど不可能かなと思ってます。たとえば文科省あたりから意見してもらうくらいのウルトラCが必要でしょうね。
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gipsypapa at 2009-07-05 10:58
7月1日にBSジャパンの「にっぽんの原風景」という番組で函館をやっていました。
女優の「とよた真帆」さんと函館を歩くという番組のかなりの時間を割いて、弥生小学校が映っていました。 多分、あらかじめ予定してあったのでしょうが、市の教育委員会の人の案内で中の様子も見ることができました。 私がテレビで見る限り、まだちょっとした手入れをすれば使えるのにという印象でしたが、 老朽化が見られるという真帆さんの発言もありました。その辺は画面からは判断できませんでした。 ただ、↑で「でんか」さんがおっしゃっているように、撮影されたのはいつかはわかりませんが、教育委員会の人の話では秋に工事に入るのは既成事実のようです。 私はなんの力もありませんが、できることがあれば、喜んで協力しますので、 なんなりとおっしゃってください。
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sy-f_ha-ys at 2009-07-05 21:25
でんか様、役所は日程が決まってしまえば、それを覆すのはやはり無理なのでしょうか?。
でも、地元の方で僅かな可能性を信じて活動されている方もおられます。私もその可能性を信じて応援していきたいです。
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sy-f_ha-ys at 2009-07-05 21:40
gipsypapaさま、我が家は未だアナログテレビなので、そちらの番組は未見でありますが、弥生小学校を紹介されていたとは驚きでした(先日は函館のケーブルテレビ制作の番組をご覧になったのかと思い込んでいた訳です・・・・)。
函館では戦前築のコンクリート製小学校が他に3軒ありますが、どういう事だが弥生小のみが修繕されず、朽ち果てた状態になっています。また先日来函された神戸の建築史家・K先生は、骨組自体には問題はないと先日の講演会で仰っていたとのことです。 私のブログでは、まだ紹介していませんが、地元工芸家の方が保存を考える会を結成されまして、解体反対の署名を現在募っております。 アドレスはyayoi@ing-lab.netです。もし宜しければ、こちらの方にご意見を送っていただけると幸いです。
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gipsypapa at 2009-07-06 15:00
了解しました。ご紹介のアドレスへメールします。
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sy-f_ha-ys at 2009-07-06 21:40
gipsypapaさま、有難うございます。
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gipsypapa at 2009-07-07 17:41
本日、長文(笑)のメールを打って、署名に参加させてもらうようにお願いしました。
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sy-f_ha-ys at 2009-07-07 22:18
gipsypapaさま、このたびは本当に有難うございました<m(__)m>。
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